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強風によるトレリスの倒壊

 トレリスの項でも紹介してきたが、高密植栽培をするには、樹の支えとなるトレリスは極めて重要である。トレリスは鋼管(柱)と鋼管、各パーツが半鋼線で繋がり、強度を保たせている。つまり、独立したパーツは何一つとしてない。よって、どこかに綻びがあるとその綻びに襲いかかり傾いたり、最悪は倒壊をまねく。近年、台風等により県下でも多くの園が不幸にして被害が出た。

 その原因を探ると様々ではあるが、数十年前からのトレリスを使用したことによる金属疲労、腐植から半鋼線が切れたり、アンカーが切れたりした園が多い。また、張線リールの巻きの部分がはずれたケースもあった。新設トレリスが倒壊したケースでは、アンカーの位置が柱に近すぎてアンカーの効果が半減したと思われる事例も。 写真(下)は、平成29年以降に発生した倒壊事例である。概ね定植後5年~8年以上で収量が10a当り4~5トンに達する園がほとんどである。

  ※転ばぬ先の杖、しっかりしたものを建てるにこしたことはない。また、トレリスは毎年必ず半綱線が緩むので締めなおす。​

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